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辰吉寿以輝デビュー5連勝、父・丈一郎は不満足

2016年7月9日 23時39分

 大阪帝拳ジム主催の第73回ドラマチックボクシングは9日、大阪市のエディオンアリーナ大阪第二競技場で開かれ、メインのS・バンタム級6回戦に元世界王者、辰吉丈一郎の次男、寿以輝(19=大阪帝拳)が登場。インドネシア・バンタム級5位のリオ・ナインゴラン(21)に3回2分11秒TKO勝ち、デビュー5連勝(3KO)を飾った。アンダーカード6回戦で、昨年度の関西学院大ボクシング部主将の宮本知彰(かずあき=アポロ)がプロデビュー、ハードパンチでタイ人選手に2回にテンカウントを聞かせた。

連打を炸裂させダウンを奪った辰吉

 辰吉が積極的に攻めた。前に出てプレスをかけると、リオは後退一途。左ボディ連打を浴びせるとリオは右を合わせようとするも、辰吉の勢いが上。2回も辰吉がジャブから左右のボディブローで、リオの腰を折らせた。3回も連打で追い詰めるとリオがたまらずダウン。立ち上がったところに連打すると再びダウン。なんとか立ったリオに辰吉が襲い掛かると、3度目のダウンで主審が試合を止めた。

 辰吉はジャブからの攻めの組み立てを練習でマスターしようとしているだけに、「ジャブをもっと出したかった。きょうのボクシングは45点」と自己採点は辛かった。

父丈一郎(右)の評価は厳しかった

 見守った父丈一郎は「練習した成果が出せていない。連打ですったもんだで倒しても、プロとして(技術的に)お客さんを引き付けるものがない」と厳しいコメント。「辰吉の名前でぶらさがっているからには、普通のボクサーではない。コンビネーションで倒すスタイルを学んで、こいつのボクシングを見てみたいと思われるプロボクサーになれ」と息子を甘やかしはしなかった。

◇ウェルター級6回戦
大岡裕太(尼崎亀谷)[TKO1回46秒]ヤコブ・タン(インドネシア)
◇59キロ6回戦
宮本知彰(アポロ)[KO2回2分37秒]ギンチャーン・シ-サケットパッタナー(タイ)

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