ロシアのエカテリンブルクで現地時間11日、ゴングとなるWBA･IBF･WBO世界L･ヘビー級統一戦の前日計量が行われ、王者セルゲイ・コバレフ（ロシア）が174.5ポンド（79.15キロ）、挑戦者アイザック・チレンバ（マラウイ）が174.75ポンド（79.26キロ）でリミットの175ポンドをクリアした。

　統一王者コバレフはこの試合に勝てば、元WBA世界S･ミドル級スーパー王者アンドレ・ウォード（米）との試合が内定している。ウォードは8月6日、地元オークランドにアレクサンデル・ブランド（コロンビア）を招いてコバレフとの“前哨戦”を行うことが決定。両者ともに目前の試合に勝てば、11月19日、米ラスベガスのT-モバイル・アリーナで激突する計画となっている。

　いくらアンダードッグ扱いとはいえ、王者の次戦の日時と場所まで公になっているというのだから、チレンバにしていれば屈辱的な話だ。過去ロシア人と3戦して全勝が自慢のマラウイ人は「私がロシア人に負けていないというのは事実だ。私のゴールはハードワークをすること。そしてロシア人には決して負けないということだ」とコバレフを4人目の“犠牲者”にすると宣言した。Photo/Championat.com