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池原シーサー久美子がV4、江畑との再戦またも2-1

2016年9月21日 21時23分

 WBO女子世界ミニ・フライ級タイトルマッチが21日、後楽園ホールの「DANGAN LADIES vo.2」で行われ、チャンピオンの池原シーサー久美子(フュチュール)が挑戦者の江畑佳代子(ワタナベ)に2-1判定勝ち。4度目の防衛に成功した。スコアは96-94×2、94-96だった。アンダーカードでは元全日本女子選手権7連覇のトップアマ、チャオズ箕輪(ワタナベ)がプロデビュー戦に勝利した。

熱のこもった攻防を繰り広げる池原(左)と江畑

 両者は昨年5月に対戦して池原が小差の9回負傷判定勝ち。リベンジに燃える江畑は出入りのボクシング。パワーで勝る池原のパンチを防ぎながら、跳び込んだ瞬間に細かくパンチをまとめ、ポイントを獲得しようと試みた。池原は中間距離ではパンチを外されるが、接近したシーンでは力強いパンチを江畑に打ち込む。序盤は拮抗しながらも、江畑の元気のいい動きが目立った。

 バッティングに不満をあらわにするなどストレスをためた池原だったが、焦らずボクシングを組み立て、徐々にパンチの精度を上げていった。中盤に入ると池原の右ショート、返しの左が江畑の顔面をとらえるようになる。江畑は5回から鼻血がひどくなり、後半に入ると手数が落ち始め、試合の流れは池原に傾いて行った。  江畑は最後まで闘志を見せて池原に迫ったが、最終ラウンドもチャンピオンがやや打ち勝った印象。小差判定で勝利の池原は9勝3KO1敗2分。「また2-1で悔しい。練習してきたことが出せなかった」と反省の弁を述べたあと、元柔道日本代表選手で現在は格闘家の出花崇太郎さんと結婚したことをファンに報告した。5度目の世界挑戦もならなかった40歳の江畑は9勝5KO7敗。

後藤(左)は大器の片りんを見せつけてTKO勝ち

◇女子S・バンタム級6回戦
後藤あゆみ(ワタナベ)[TKO4回1分49秒]ペッターピー・モークルンテープトンブリー(タイ)
 OPBF女子S・バンタム級1位のサウスポー後藤は、長身を生かして距離を取るボクシング。序盤はやや手数が少なかったが、4回に左ストレートでダメージを与え、さらに右を決めるとペッターピーはフラフラに。連打で試合を終わらせた後藤はデビューから5連勝(4KO)をマークした。OPBF女子同級王者“モデルボクサー”高野人母美(協栄)との対戦をアピール。

アマの大物箕輪は9階級制覇を宣言

◇女子フライ級6回戦
チャオズ箕輪(ワタナベ)[KO3回1分42秒]ペッチパヤ・モークルンテープトンブリー(タイ)
 地力に勝る箕輪は初回からジャブとボディを中心にペッチパヤを崩しにかかった。相手は必至に抵抗したが、ボディ攻めが徐々に効いてきた。3回、箕輪はロープにペッチパヤを押し込んでコンビネーションを見舞い、最後は左をボディ、顔面にダブルで決めてフィニッシュした。リング上で箕輪は「ミニ・フライ級からライト級まで9階級を制覇したい」と大きな夢をぶち上げた。

 そのほか、1年ぶりに復帰した“グラドルボクサー”の郷司利也子(川崎新田)は47.9キロ4回戦で樽井捺月(アルファ)と対戦し、初回にダウンを喫して0-3(35-40×2、36-40)判定負け。フクロウカフェのオーナーを務める異色ボクサー、石川海(UNITED)がアトム級4回戦でペットルークターン・モークルンテープトンブリー(タイ)を2-0(38-37×2、38-38)判定で下し、白星デビュー戦を飾った。

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