WBCは3日までにフライ級1位ナワポーン・ソールンビサイ（タイ＝写真左）と同2位フアン・エルナンデス（メキシコ＝写真右）に対し、王座決定戦の対戦交渉に入るよう通達した。交渉がまとまらない場合は10月21日、メキシコシティのWBC本部で入札が行われる予定。

　長らく1位にランクされていたナワポーンは元WBC世界S･フライ級王者スリヤン・ソールンビサイの実弟。母国で地域王座戦を中心に白星を重ねて戦績は36勝28KO無敗。満を持しての世界初挑戦となる。

　エルナンデスは2011年8月に来日し、WBC世界ミニマム級王者だった井岡一翔（井岡）に挑戦して12回判定負け。その後、L･フライ、フライとクラスを上げていき、井岡戦後は15連勝（11KO）をマークして2度目の世界挑戦にたどりついた。戦績は33勝24KO2敗。 　決定戦は前王者ローマン・ゴンサレス（ニカラグア）がS･フライ級王座を獲得し、フライ級王座を返上したため行われる。