米ラスベガスのコスモポリタン・オブ・ラスベガスで26日（日本時間27日）ゴングとなるWBO世界ウェルター級タイトルマッチの計量が25日行われ、王者ワシル・ロマチェンコ（ウクライナ）が130ポンド（58.96キロ）、挑戦者ニコラス・ウォータース（ジャマイカ）が129.5ポンド（58.74キロ）で明日の試合に進んだ。

　試合をプロモートするトップランク社のボブ・アラム氏は、時代を支えてきたマニー・パッキャオ（フィリピン）の対戦相手候補にロマチェンコの名前を挙げるなど、次世代のスター作りに躍起だ。階級の違いから実現の可能性は未知数だが、この試合の勝者に新たなビッグステージが与えられることは間違いなさそうだ。

　プロ2戦目で1敗を喫したものの、そのテクニックはだれもが認めるロマチェンコは6勝4KO1敗。前回昨年12月の試合で不運なドロー判定で全勝記録が途絶えてたものの無敗をキープしているウォータスは26勝21KO1分。この試合に2階級制覇をかける。戦前の予想はロマチェンコが大きく優勢と出ている。

　現地メディアによると、ロマチェンコの試合報酬は100万ドル（約1億1300円）、ウォータースは30万ドル（約3400万円）。Photo:Mikey Williams/Top Rank