2.9竹中良が荒谷龍人とV3戦、日本SL級王座決定戦も
2016年12月8日 21時47分
2016年12月8日 20時47分
後楽園ホールで8日開催された「ダイヤモンドグローブ」のメインイベント、OPBF・L・フライ級タイトルマッチは、WBC同級5位など世界3団体でランク入りしている王者の拳四朗(BMB)が同級3位レスター・アブタン(フィリピン)に3回1分57秒TKO勝ち。初防衛に成功した。拳四朗はデビューから9連勝(5KO)をマークした。
拳四朗よりもひと回り小さいアブタンは、ロングレンジからの右フックが得意のようで、再三このパンチで拳四朗に迫る。拳四朗はジャブをつきながら、カウンターを狙い、自分のボクシングを心がけた。1回終了間際にアブタンの右フックがヒットしてヒヤリとしたが、危ない場面はこれくらいだった。
アブタンは2回にプレスを強めたが、これに対し足を使いながらジャブと右を的確に当てた拳四朗は3回、早くも疲れの見える挑戦者に右をカウンターで打ち込むとアブタンがグラリ。ロープに押し込んでめった打ちにし、最初のダウンを奪った。試合続行となったが、続く場面で王者がラッシュすると主審が試合を止めた。
拳四朗はリング上で「KOで勝って来年は世界につなげたいと思っていた。来年は世界をやりたい」とファンにアピールした。父でもある寺地永会長によると、次戦で世界タイトルマッチの可能性もあるが、それが決まらなければチャンピオンカーニバルで日本王座の防衛戦を行うという。アブタンは11勝5KO6敗3分。試合の模様はフジテレビで10日(土)27時30分から放送される。
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