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内山高志が雪辱へDF修正「目だけで避けすぎていた」

2016年12月18日 20時10分

 12月31日東京・大田区総合体育館でWBA世界S・フェザー級スーパー王者ジェスレル・コラレス(パナマ)に挑戦する前スーパー王者の内山高志(ワタナベ)が18日、都内のジムで練習を公開した。

内山はディフェンスを確認しながらミット打ち

 4月に2回TKO負けで12度目の防衛に失敗した内山がコラレスにダイレクトリマッチ。これまで対戦相手の映像をそれほど見なかった内山が、自らの負けた試合の映像を「2、30回は見た」というから今回のリベンジマッチにかける思いは相当なもの。前回の試合直後は負けたショックから「再生のボタンを押せなかった」そうだが、それだけ危機感が強いと言えるだろう。

 同じ轍を踏まないために、ダウンしたシーンをいまでもよく振りかえっている。「あのカウンターはさすがだと思う。こんな角度から打ってくるんだと思いましたね」と内山。敵ながらあっぱれといった様子だが、もちろん前回の試合を踏まえて対策は十分に練ってきた。

 具体的には「いままでは目で避けすぎていたし、もらわないという前提に立っていた。今回はブロックを中心に、ブロックしてから打ち返す練習をしてきた」。この日の佐々木修平トレーナーとのミット打ちでも、ブロックしてから打つパターン、打ったあとのポジションを入念に確認した。

 試合前に2ヵ月間取り組んだフィジカルトレーニングでは「相手の変則的な動きに対応できるよう、下半身を中心にトレーニングをしてきた」(土居進トレーナー)。内山は「まずは相手のスピードに慣れることが大事」とも語り、序盤はブロックと足の動きでパンチをもらわないことを優先し、目が慣れてきたところでエンジンをふかすプランをうかがわせた。

 久しぶりに挑戦者の立場でリングに上がることになるが、そのことに特別な思いはないという。「コラレスにリベンジしたら、うれしいだろうなとは思う」。目の前の一戦、打倒コラレスに集中した内山はどんなパフォーマンスを見せるのだろうか。

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