2015年3月16日月曜日

長谷川穂積、復帰戦の相手は無敗の世界ランカー

 神戸市の真正ジムは16日、元世界2階級王者の長谷川穂積(34)の復帰戦となるフェザー級10回戦を5月9日、神戸市立中央体育館で行うと発表した。対戦相手はWBC・S・バンタム級9位、IBF同級12位オラシオ・ガルシア(メキシコ)。24歳と長谷川より10歳若く、29勝21KO無敗。今年2月のWBC米大陸S・バンタム級防衛戦では、1回に右パンチで相手の腕を骨折させKO勝ちを飾っている強敵だが、長谷川は「本当に強いランカーと戦いたかった」と1年ぶりのリングに意欲を燃やした。

 昨年4月、3階級制覇を目指してIBF世界S・バンタム級王者キコ・マルチネス(スペイン)に挑んだが、7回TKO負けを喫した長谷川の進退が注目されていた。「まだ、強くなれる自分がいるし、長谷川のボクシングスタイルを確立したい」と再びグローブを握る決意を固めた。山下正人会長は復帰戦の相手を、「長谷川が希望する世界ランカー」から探したが、試合予定があるなどなかなか見つからなかった。「ちょっと強すぎるのではないかと思う」と苦笑するほどガルシアは伸び盛りの選手だ。

 しかし、長谷川は「確かに強い選手で、本物の世界ランカーと試合を組んでもらえてうれしい。対戦相手の怖さが自分自身を強くする。ぼくを強くしてくれる選手と戦えるのは楽しみです」とすこぶる前向きだ。ガルシアはボクサータイプで「長谷川とはかみ合う相手だと思う」と山下会長は話し、4月1日から京都・ウォズジムに来日している比国選手2人を呼び、スパーリング練習に入る。1年の雌伏を経た、ニュー長谷川の戦いが注目される。

 セミで、6戦4KO無敗のポスト長谷川を目指すWBC世界S・バンタム級14位、久保隼(24=真正)が本田正二郎(TEAM10COUNT)とフェザー級8回戦を戦う。久保は初の日本人選手との試合。