19日夜後楽園ホールで行われた日本ライト級王座決定戦は、同級1位土屋修平(角海老宝石)が同級2位野口将志(船橋D)に3回1分58秒KO勝ち。新チャンピオンに輝いた。同級は前王者荒川仁人(ワタナベ)の返上により空位となっていた。
野口は立ち上がりから慣れた感じでスイッチしながら、前の手のリードブローでけん制。しかし土屋は2回に右クロスを野口の肩越しに決め、動きを止める。さらに接近戦に出てきた野口を打ち据え、右ストレートで最初のダウンをマーク。
ここを立ち上がった野口だがダメージは引きずったまま。迎えた3回、左ジャブの相打ちでグラつかされ、決めに来た土屋の左ボディで再び崩れる。そのまま10秒以内に立ち上がることはできなかった。
宙返りで派手に自らの戴冠を祝った土屋。しかしインタビューでは声を詰まらせた。「ホントにうれしいです……。簡単に獲れると思っていたけど、7年半もかかって。本当にありがとうございます」と喜びをかみしめた。土屋は22勝18KO4敗、野口は12勝6KO6敗1分。