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比嘉大吾12連続KOマーク “世界前哨戦”に勝利

2017年2月4日 19時55分

  OPBFフライ級チャンピオンでWBC同級3位の比嘉大吾(白井・具志堅S)が4日、ダイナミックグローブのセミでS・フライ級10回戦に臨み、フィリピン・フライ級8位ディオネル・ディオコスに4回2分29秒TKO勝ち。デビューからの連続KOを12に伸ばした。

比嘉は「21歳までに世界を獲る」とアピール

 比嘉はいつも通り前に出るボクシングでスタートからディオコスに圧力をかけた。ディオコスもボディワーク、カウンターで対抗するが、比嘉は左右のボディショット、カウンターのジャブをヒットさせ、比人にダメージを与えていく。

 3回にディオコスを追い込んだ比嘉は4回にも接近戦で執拗にボディブローとアッパーで攻め、最後はレバー打ちでディオコスを沈めた。敗れたディオコスは9勝3KO2敗3分。

 リング上で比嘉は「前哨戦とさわがれてだらしない試合をしてしまった」とまずは反省の弁。それでも、3月4日にタイで行われるWBC世界フライ級王座決定戦、1位ナワポーン・ソールンビサイ(タイ)と2位フアン・エルナンデス(メキシコ)の勝者に挑戦するプランを描いているだけに「どちらがきても記憶に残る試合をします。21歳で絶対にチャンピオンになります」と最後は力強く宣言した。

末吉はワンパンチKOで試合を終わらせた

◇S・フェザー級8回戦
末吉大(帝拳)[TKO3回50秒]アラン・バレスピン(比)
 日本S・フェザー級5位の末吉が比国同級王者で無敗のバレスピンと対戦。スタートこそバレスピンのパワフルなアタックに押し込まれた末吉だったが、2回にはジャブを機能させてペースを握った。迎えた3回、ワンツーを叩き込むとバレスピンがバッタリ。主審がノーカウントで試合を止めた。末吉は14勝9KO1敗。バレスピンは9勝8KO1敗。

◇S・フェザー級6回戦
橋本拓也(ワイルドビート)[TKO4回2分4秒]波田大和(帝拳)
 元大相撲小結の旭道山を叔父に持ち、デビューから3連勝3KOで注目のサウスポー波田が優勢に試合を進め、3回には左ストレートを決めてダウンを奪った。しかし橋本がここから反撃。波田を打撃戦に引きずり込み、4回に左フックで波田をキャンバス送りにすると、立ち上がった波田を攻め立てたところえタオルが投入された。橋本は6勝6KO5敗。波田は3勝3KO1敗。

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