挑戦者カールソン「勝利確信」 山中慎介は余裕
2017年2月27日 14時58分
2017年2月27日 0時32分
昨年の大震災に見舞われた熊本に待望のヒーロー誕生——。WBO世界ミニマム級暫定王座決定戦は26日午後、熊本県上天草市の松島総合センター「アロマ」で行われ、同級2位の福原辰弥(本田フィットネス)が同級1位のモイセス・カジェロス(メキシコ)に2-1判定勝ちし、新チャンピオンとなった。暫定戦の開催は王者、高山勝成(仲里)のけがによるもの。
試合は1ラウンドから両者終始手を出し合う打撃戦。サウスポーの福原は果敢に左ストレート、右フックをボディー、顔面に決め、守ってはカジェロスのラフな攻撃をうまくはずした。2回にメキシカンの右を浴びて一瞬腰が落ちかけたが、すぐ体勢を立て直して反撃に出るなど強気の試合運びで優勢に試合を運んだ。
しかしカジェロスも福原の的確なブローを浴びながら前進して手を出し続ける。大振りでミスも多かったが、福原のわき腹をえぐる左フックは脅威だった。
6回に福原は偶然のバッティングで左目上をカット。苦しい展開となったが、その後も我慢比べのような打撃戦を続けた。コーナーでセコンドの本田憲哉会長に気合を入れられ戦い続けた福原。毎日25キロの走り込みで「スタミナには自信があった」と言うように未知の12ラウンドを堂々乗り切って勝利にこぎつけた。
スコアはタウィクーン(タイ)とタプサダン(比国)が116-112で福原の勝ち。残るソイカラチャン(タイ)は逆に115-113でカジェロスの勝ちとし、スプリットデシジョンで福原にWBO暫定ベルトがもたされた。
熊本のジムから初の世界王者誕生となった福原は「皆さんの応援のおかげで勝てた。まだ世界チャンピオンにふさわしい力はないが、もっと練習して強くなりたい。熊本にいいニュースを届けられてうれしい」と謙虚に語っていた。
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