山中慎介が一夜明け、V13は「危機感持てる相手と」
2017年3月3日 15時08分
2017年3月2日 20時35分
WBC世界バンタム級タイトルマッチが2日、両国国技館の「ワールド・プレミアム・ボクシング25」のメインイベントで行われ、王者の山中慎介(帝拳)が挑戦者6位カルロス・カールソン(メキシコ)に7回57秒TKO勝ち。世界タイトル連続防衛記録を国内単独2位となる12に伸ばした。
昨年9月、アンセルモ・モレノ(パナマ)との再戦に勝利し、年間最高試合選手賞と年間最高試合賞、KO賞の3冠に輝いた“神の左”山中が両国で世界初挑戦のカールソンを迎えた。
初回、カールソンは上背がありながら低く構え、ガードを上げ、体を振って山中に迫ろうと試みた。山中は少し様子を見ると、タイミングが合うとみたのか、左ストレートを思い切って打ち込んでいく。2回には左カウンターをヒットして挑戦者を下がらせて連打。カールソンは左目下を早くもカットだ。4回を終わっての採点は40-36×2、39-37で山中がリードした。
あとは山中がどうKOするのか─。だれもがそう思った5回、山中の左が期待に応えるかのように炸裂した。カールソンはダウン。このチャンスに山中はフィニッシュを目指し、再び挑戦者をキャンバスに突き落とす。しかし立ち上がった挑戦者が力を振り絞って反撃。左を山中の顔面に合わせた。
6回は山中の左が再び火を噴いた。左をダブルで決めて、この試合3度目のダウンをゲット。ここでもカールソンは立ち上がり、執念の反撃を見せるが、さすがにこれ以上は続かなかった。山中は7回に左を決めて4度目のダウンを奪うと、さらに5度目のダウンで主審が試合を止めた。
リング誌ベルトも守った山中は27勝19KO2分。「KOできましたけど、相手が攻めてきたときの対処など反省点もあった。具志堅さんのV13? 前から言っているように意識していない。みなさんに楽しんでもらえて、その期待にこたえたらいい」と語った。世界初挑戦失敗のカールソンは22勝13KO2敗。
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