アルゼンチンの有力プロモーター、オスバルド・リベロ氏は16日（日本時間17日）、ＷＢＯ世界Ｓ・フライ級王者オマール・ナルバエス（アルゼンチン）が久高寛之（仲里）を挑戦者に迎え防衛戦を行うと発表した。期日は８月24日。会場はナルバエスの地元チュブー地方に設定されるという。

　ＷＢＯ同級15位の久高（22勝10ＫＯ10敗１分）は４度目の世界挑戦。2008年に坂田健史（ＷＢＡフライ級）、09年デンカオセーン・カオウィチット（同）、10年ウーゴ・カサレス（ＷＢＡ・Ｓ・フライ級）と３度挑んだが、いずれも判定負けに終わった。今年４月、元王者ソニーボーイ・ハロ（フィリピン）を下し、再浮上した。

　これが８度目の防衛戦となるナルバエス（39勝20ＫＯ１敗２分）は37歳のベテランにして技巧派。ＷＢＯフライ級王座を16度守る偉業を達成しており、今年５月にはメキシコの切り札的存在フェリペ・オルクタの挑戦を退けている。試合は地元アルゼンチンのほか、複数のラテンアメリカの国へテレビ放送される予定。