ゴロフキンは辛勝、連続KO防衛記録はストップ
2017年3月19日 14時09分
2017年3月19日 12時55分
4階級制覇王者、WBC世界S・フライ級チャンピオンのローマン・ゴンサレス(ニカラグア=写真右)が18日、ニューヨークMSGで初防衛戦を行い、挑戦者の元王者シーサケット・ソールンビサイ(タイ=写真左)に0-2判定負け。プロ47戦目で初黒星となった。スコアは114-112×2でシーサケット、残りが113-113だった。
試合は波乱の幕開けとなった。初回、体格で上回るサウスポー、シーサケットが前に出る。接近戦で右ボディアッパーを打ち込むと、ロマゴンがキャンバスに転がった。キャリア初のダウンに場内は騒然だ。カウントを聞きながら不安そうな表情を浮かべるゴンサレス。バッティングがあったようにも見え、クリーンなノックダウンとは言えなかったが、挑戦者がいきなりリードを奪うスタートとなった。
2回もシーサケットがベタ足で前に出てゴンサレスを下がらせた。3回も挑戦者が王者を押し込むが、偶然のバッティングでゴンサレスが右目じりをカット。ドクターチェック後、激しい打撃戦が展開された。4回もシーサケットがグイグイと前に出るが、ゴンサレスも反撃開始。5回はゴンサレスが得意のプレスで挑戦者を下がらせ、アッパー、ボディブローを打ち込み始めた。
ようやくペースをつかみかけたゴンサレスは6回、左ボディでシーサケットにダメージを与え、コンビネーションで激しく挑戦者を追いこむ。さらにシーサケットはバッティングで減点1。しかし7回、挑戦者はネジを巻きなおし、懸命に手を出して挽回。8回以降、王者が右ストレートをヒットしながら、挑戦者も激しく打ち返し、互いに消耗していく展開が続いた。
ゴンサレスは終盤、出血がひどくなりながら前に出た。シーサケットもタフネスぶりを発揮した。最後はクリンチで逃げる挑戦者をチャンピオンが追いかけて終了ゴングとなった。6回までの採点は三者ともに57-55でゴンサレスのリード。7回から11回までをシーサケットが奪い(ジャッジ1人だけ8回をゴンサレスとし、あとはシーサケットが獲得)、逆転勝ちという採点だった。
シーサケットは13年5月に佐藤洋太から王座を奪い、2度目の防衛戦でクアドラスに王座を奪われた。その後14連勝で迎えた大一番で金星獲得となった。戦績は41勝38KO5敗1分。ゴンサレスは46勝(38KO)1敗。Photo/SUMIO YAMADA
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