第28回全国高等学校ボクシング選抜大会兼JOCジュニアオリンピックカップの決勝戦は46日、岐阜市のOKBぎふ清流アリーナで行われ、男女それぞれの階級で「春のチャンピオン」が決定した。 11人の優勝者のうち5人は連覇達成。

　大会MVPにあたるJOCジュニアオリンピックカップはバンタム級の堤駿斗（千葉・習志野）が手にした。堤は決勝戦に初回RSC勝ちするなど、圧倒的な強さを発揮した。女子のジュニアオリンピックカップは濱本沙也（京都・京都廣学館）の手に渡った。

　ほかに、特別賞として男子の最優秀選手賞に荒本一成（奈良・王子工）、技能賞に今永虎雅（奈良・王子工）、敢闘賞に中垣龍汰朗（宮崎・日章学園）、山根明会長賞に小川達也（鳥取・境港総技）、女子の会長賞に濱口聖羅（岐阜・岐阜工）が輝いた。決勝の結果は以下の通り。

◇女子
P級　奈須海咲（宮崎・日章学園）[判定5-0]西村春香（滋賀・能登川）
F級　濱本紗也（京都・京都廣学館）[判定4-1]入江聖奈（鳥取・米子西）
L級　濱口聖羅（岐阜・岐阜工）[判定4-1]美坂穂香（北海道・苫小牧西）

◇男子
P級　重岡銀次朗（熊本・開新）[判定4-1]片岡亜沙人（千葉・習志野）
LF級　小川達也（鳥取・境港総技）[判定5-0]馬場叶夢（広島・崇徳）
F級　中垣龍汰朗（宮崎・日章学園）[判定5-0]竹見浩史郎（熊本・東海大付熊本星翔）
B級　堤駿斗（千葉・習志野）[RSC 1R2分7秒]梶原武蔵（広島・崇徳）
L級　　今永虎雅（奈良・王寺工）[判定5-0]原田大生（福岡・東福岡）
LW級　荒本一成（奈良・王寺工）[RSC 1R1分36秒]佐藤奨（栃木・作新学院）
W級　宇佐美正パトリック（大阪・興国）[RSC 2R1分37秒]高橋大悟（新潟・新潟向陽）
M級　近藤陸（愛知・享栄）[KO 1R1分12秒]若谷豪（埼玉・花咲徳栄）