ドイツのポツダムで25日（日本時間26日）開始ゴングを聞くWBA世界S･ミドル級タイトルマッチの計量が24日行われ、王者タイロン・ジーゲ（ドイツ）が167.5ポンド（75.98キロ）、挑戦者3位アイザック・エクポ（ナイジェリア）が166.4ポンド（75.48キロ）を計測。リミットの168ポンドをクリアした。

　昨年11月、今回と同じアリーナで前王者ジョバンニ・デ・カロリス（イタリア）を最終12回残り19秒でストップして戴冠したジーゲ（19勝11KO1分無敗）は初防衛戦。王座を乱発して批判のWBAは、このS･ミドル級の王者はジーゲ一人。試合はWBA世界選手権委員会が通告したもの。指名防衛戦とも受け取られる。

　エクポ（31勝24KO2敗）は13年10月、当時のWBO王者ロバート・スティグリッツ（ドイツ）に挑戦して12回判定負け。しかし以後ガーナを中心にリングに上がり、9連勝して明日の試合に臨む。

　オフィシャル陣はレフェリーがラウル・カイース・ジュニア（米）、ジャッジはパヴェル・カルディニ（ポーランド）、フアン・マヌエル・ガルシア（スペイン）、ラファエル・カラバーニョ（ベネズエラ）の3氏。スーパーバイザーはジェスパー・ジェンセン（デンマーク）。プロモーターはザウアラント・イベント。