■米メリーランド州オクソンヒルで8日行われたWBO世界S･フェザー級王者ワシル・ロマチェンコ（ウクライナ＝写真左）の防衛戦の視聴件数が判明。大手ケーブルテレビHBOで放送された試合の平均視聴件数は83万2000件、ピーク時で88万6000件だった。これはケーブルテレビで放映された今年の試合で最高の数値。ロマチェンコは昨年11月のニコラス・ウォータース（ジャマイカ）戦で76万1000件（ピーク時）をマークしており、それも上回った。

■リング誌電子版は元WBO世界フェザー級王者オルランド・サリド（メキシコ＝写真右）が5月27日、メキシコのバカムでファランペッチ・トーブアマス（タイ＝18勝14KO2敗）と対戦すると報じた。サリドは昨年6月、前WBC世界S･フェザー級王者フランシスコ・バルガス（メキシコ）とドローの激闘を演じて以来のリング。ワシル・ロマチェンコの再戦要求に応じないとされるサリドだが、陣営はこの試合がリマッチの前哨戦となる可能性も示唆。

■5月6日ラスベガスのT-モバイル・アリーナで対戦するサウル“カネロ”アルバレスとフリオ・セサール・チャベスJrの兄弟が4月29日、メキシコのチワワ州で激突。カネロの兄ラモンとチャベスJrの弟オマールは14年9月に対戦し、ラモンが接戦の末に判定勝ちでオマールの持つNABO･S･ウェルター級王座を奪った。アルバレス家とチャベス家の“前哨戦”に勝利し、ビッグマッチに弾みをつけるのはどっちだ。