近大が2戦連続9-0圧勝、大阪商大も2勝目マーク
2017年5月22日 0時27分
2017年5月21日 21時54分
2日間に有明コロシアムで5つの世界戦を一挙に行う「ボクシングフェス2017 SUPER 2 DAYS」は21日、ファイナルにWBO世界S・フライ級チャンピオンの井上尚弥(大橋)が登場、挑戦者2位リカルド・ロドリゲス(米)に3回1分8秒KO勝ち。5度目の防衛に成功した。
井上は昨年5月にダビド・カルモナ(メキシコ)と対戦し、圧勝ながら序盤に拳を痛め判定決着。今回も1年前と同じように好調が伝えられる中、そのカルモナと15年に接戦を演じている世界初挑戦のロドリゲスを迎えた。
初回からジャブで挑戦者をコントロール
井上はスタートからジャブを効果的に使い、近づきたいロドリゲスを翻弄した。挑戦者が前に出ると、軽くいなして体に触らせない。早くも実力差があらわになり、井上はジャブだけ出していれば、絶対負けないと思わせる立ち上がりだ。
2回に入ると井上はボディブローを出すようになり、スイッチして左ストレートをヒットするなど余裕を感じさせる。あとは井上がいかにフィニッシュするかに興味は絞られたが、この日の井上はファンをじらすことはなかった。
9月アメリカ進出に向けてデモンストレーション
迎えた3回、井上がロドリゲスの左に合わせて強烈な左フックを打ち込み、ロドリゲスが尻からバッタリ倒れる。立ち上がった挑戦者に再び左フックを浴びせると、再度ダウンしたロドリゲスは10カウントを聞いた。
井上は13勝11KO無敗。リング上で井上は「勝って当たり前と言われている試合ほど怖いものはないので気持ちを引き締めた。次はアメリカでの試合がほぼ決まっていると聞いているので、そこに向けて少しはアピールできたと思う」と語った。敗れたロドリゲスは16勝5KO5敗。
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