井上尚弥は3回KO勝ち、圧巻の内容で楽々V5
2017年5月21日 21時54分
2017年5月21日 19時43分
IBF世界L・フライ級タイトルマッチが21日、有明コロシアムで行われ、王者の八重樫東(大橋)は暫定王者ミラン・メリンド(フィリピン)に初回2分45秒TKO負け。3度目の防衛に失敗した。
3階級制覇王者の八重樫が危機感を持って迎えた暫定王者との“統一戦”。前日に拳四朗(BMB)がWBC王座を獲得、WBO王者の田中恒成(畑中)も王座防衛に成功し、4団体のL・フライ級を日本人王者が独占する中、八重樫のV3戦のゴングが鳴った。
八重樫は距離を取る慎重な立ち上がり。メリンドはジャブを突きながらチャンスをうかがった。静かな立ち上がりかに思われたが、メリンドが左ボディブローを放ち、さらに左フックで追い打ちをかけると、八重樫がキャンバスにゴロリ。有明コロシアムが悲鳴に包まれた。
立ち上がった八重樫に対し、前に出たメリンドは左アッパーを合わせて2度目のダウン。立ち上がって、何とかこのラウンドを逃れたかったが、ワンツーをもろに食らって八重樫が背中からキャンバスに落ちると、主審が試合を止めた。
王座陥落の八重樫は25勝13KO6敗。メリンドは36勝13KO2敗。13年7月、WBA&WBOフライ級王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)、15年5月にIBF・L・フライ級王者ハビエル・メンドサ(メキシコ)に敗れており、これが3度目の正直となる世界戦だった。
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