WBC世界バンタム級チャンピオン山中慎介(帝拳)のV13戦は8月中旬以降に1位ルイス・ネリー(メキシコ)を相手に行われる。24日、帝拳ジムの本田明彦会長が明らかにした。具体的な日時と試合会場は追って発表される。
山中は3月にカルロス・カールソン(メキシコ)を5度ダウンさせて7回TKO。具志堅用高の持つ連続最多防衛にあと1つと迫るV12を達成した。否が応でも記録が注目される次戦となるが、千葉・成田でキャンプ中のチャンピオンは「意識してません」と相変わらず数字には素っ気ない。
サウスポー同士、相性は悪くない
もっとも相手のネリーが指名挑戦者とあって、山中のモチベーションは高まっている様子。「ほぼ決まっていたとはいえ、正式に決まると気持ちが引き締まりますね。厳しい試合になるかもしれませんが、サウスポー同士、相性は悪くないでしょうし」(山中)。今回の走り込み合宿でも自身の成長を実感しているそうだ。
ネリーは21勝17KO無敗の22歳。強打のサウスポー・タイプで、さる3月にヘスス・マルティネスを4回終了TKOで破り、山中への挑戦権を獲得した。「パワーだけでなく、L字ガードをしたり、うまさもあります」(山中の話)とのことだ。