20日に有明コロシアムで行われたWBAミドル級王座決定戦で、論議を呼ぶ判定負けを喫した村田諒太(帝拳=写真)について本田明彦会長が24日、今後の見通しを語った。
村田とアッサン・エンダム(仏)の試合は判定結果を巡って連日報道が続いている。WBAは試合直後にヒルベルト・メンドサJr会長自ら村田勝利を支持し再戦を要求するなど村田に同情的だったが、日本時間の今週金曜にもこの問題に関して正式に態度を表明するという。
本田会長によると、村田とは試合後に一度電話で話したきり。この日もあらためて「村田は試合でやることをやった。これはジムの問題」とかばった。
WBAで再戦、WBO挑戦など複数の選択肢
当の村田はいまだ今後の意思を明らかにしていないが、WBAの再戦のほかにもWBO王座挑戦など複数の選択肢がある。本田会長は「やると思うんだが、どういう選択をするのかは村田次第」と本人に任せる考え。「来週中ぐらいには結論を出すんじゃないか」と語っていた。