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村田諒太「再戦指示も今後を考える重要な材料」

2017年5月26日 17時11分

 WBAが20日に行われたWBA世界ミドル級王座決定戦で、アッサン・エンダム(仏=カメルーン)が村田諒太(帝拳=写真)に判定勝ちした試合の採点に問題があたっとして、両者に再戦を命じたことを受け、村田が26日コメントを発表した。

判定結果に私情はない

 WBAの裁定に関して村田は「世間の声に素早く反応いただいたことに感謝申し上げます。私、個人としては、判定結果に対する私情はなく、この試合を組んでいただけたことに対する感謝、そして、明確な形で決着をつけられなかったことを申し訳なく思うばかりです」とコメント。

 さらに「今後に関しましては、現在、帝拳ジムと話し合いをしている最中です。ただ、幸いなことに、試合における大きなダメージもなく、ボクシングに対する情熱も失われておりませんので、この再戦指示も今後を考える重要な材料の一つとしてとらえ、前向きな答えを出したいと思っています」と語った。

再戦は選択肢のひとつ

 村田の現役続行が本決まりとなった場合、陣営はエンダムとの再戦だけでなく、他団体の動向も見据えて、今後について決めていく方針。ミドル級は現時点で、WBOが7月8日に王者ビリー・ジョー・サンダース(英)と暫定王者アブタンディル・クルツィゼ(ジョージア)が対戦し、WBAスーパー・WBC・IBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)は9月16日、サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)との対戦が発表されている。

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