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9.9米国デビューの井上尚弥、世界4位とスパー開始

2017年6月27日 21時54分

 WBO世界S・フライ級チャンピオンの井上尚弥(大橋)が27日、横浜市内のジムで、9月9日(日本時間10日)アメリカ西海岸で行われる6度目の防衛戦に向けてスパーリングを開始。この日はWBOアジアパシフィック・フェザー級王者で、WBO同級4位にランクされるゼネシス・カシミ・セルバニア(カシミ)と4ラウンドのスパーを行った。

5月21日の防衛戦以来のスパーを行った井上(右)

 パートナーがつぶれてしまいがちな井上にあって、これまでにも何度が手を合わせているセルバニアは「一番緊張感を持てる相手」(大橋会長)。それでも圧倒的な力を見せる相変わらずのシーンを見せた井上は「まだムダなパンチをもらっているし、これから上げていきたい」と初日の出来にまずまずといった表情を浮かべた。

 6度目の防衛戦で迎え撃つ同級7位アントニオ・ニエベス(米)の分析もスタートさせており「まとまった選手なので、かみ合うと思う」と挑戦者を評価。その上で「打つクセ、得意のパンチはあるので、そこはやっていきたい」と試合に向けて対策を立てていく考えだ。

柔道の高藤(右)は井上を「面白いやつです」

 この日は親交のある柔道選手、リオデジャネイロ五輪60kg級銅メダリストで、8月の世界選手権代表にも選ばれている高藤直寿(パーク24)が練習に合流。「いろいろな動きを取り入れたい」という高藤がボクシングをするのは初めてだったが、簡単なマスボクシングを一緒にするなど他競技のトップ選手と汗を流した井上は「刺激になった」と普段にはない笑顔を見せた。

 今後2週間はセルバニアとスパーリングを重ね、7月25日からは恒例のミニキャンプを張り、フィジカルを徹底的に鍛える予定。念願の米国デビュー戦に向けて万全の体制を整える。

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