比嘉大吾が千葉キャンプ、内山高志テレビ情報
2017年7月5日 12時14分
2017年7月4日 19時08分
8月15日に島津アリーナ京都で13度目の防衛戦を行うWBC世界バンタム級チャンピオンの山中慎介(帝拳)が4日、都内のジムで無敗の指名挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)との一番に向けてサウスポーのフィリピン人パートナーとスパーリングを開始した。
パートナーとして来日したのはWBCバンタム級14位マイケル・ダスマリナスと比国同級王者グレン・スミングの2人で、これは昨年9月、山中がアンセルモ・モレノ(パナマ)とのリマッチにTKO勝ちしたときと同じ顔触れ。山中はこの日、2人と2ラウンドずつ計4ラウンドのスパーリングをこなした。
山中が「右のジャブを意識した」というように、この日は“伝家の宝刀”左ストレートをほぼ封印。いつの試合でも山中にとって距離感は生命線だが、攻撃力のあるネリに対しては特に距離を大事にしたいと考えているため、初日はあえて右ジャブを重視した。
この距離感は、山中の表現を使えば「半歩遠いくらいでピッタリくる」。いつもより半歩遠いくらいの距離、ジャブを強く当てるのではなく触れるくらいの距離を意識することで、身体が前に突っ込まないようにするのが大きな狙いだ。ジャブで突っ込まなければ、より強い左につなげられるし、ネリのカウンターを警戒するという効果もある。
今後はこうした距離感を身体にしみこませつつ、初日は8割程度の力でしか打ち込まなかった主武器の左ストレートを徐々に本来の力に近づけていく予定。熟成黒ニンニクやしょうがを食べて暑さ対策にも気を使う山中は「ジムワークはこれからが勝負」とV13に向けてますますピッチを上げていくつもりだ。
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