久田哲也が8回TKO勝ち、日本L・フライ級王座初防衛
2017年7月28日 23時55分
2017年7月28日 15時44分
あす29日、後楽園ホールでゴングとなる「DANGAN190」の前日計量が日本ボクシングコミッションで行われた。メインの日本S・バンタム級タイトルマッチは、王者の久我勇作(ワタナベ)がリミットの55.3キロ、挑戦者5位の田村亮一(JB SPORTS)が55.2キロでクリアした。セミのOPBFミニマム級王座決定戦は、同級4位の小浦翼(E&Jカシアス)が47.6キロ、5位ジェイセベー・アブシード(比)が47.3キロで合格した。
久我(14勝10KO2敗1分)は2月に石本康隆(帝拳)から奪った王座の初防衛戦。当初は石本と再戦という話もあったが、「面白い試合をするので興味があった」という田村との対戦が実現した。
久我は現在、WBA12位、WBC11位、WBO15位につけているが、「気持ちの強い選手(田村)を乗り越えたい。その先のことは考えていない」と世界の2文字は封印し、一戦必勝を強調。それでもともにキャンプをした同門の後輩、京口紘人がIBFミニマム級王者になったことには刺激を受けているようで「負けていられない」と言葉に力を込めた。
好ファイトの期待、田村は久我の世界ランク狙う
一方、タイトル初挑戦の田村(8勝5KO2敗1分)は「日本というより、世界ランカーを倒そうと思っている。目標は世界タイトルマッチですから」とこちらは思い切り世界を意識して試合に臨む。
5月にジム移籍が成立し、充実した練習ができたという田村は「来なければいきますし、来れば迎え撃ちます」と真っ向勝負を宣言。ともに好戦的なタイプだけに、エキサイティングな試合が期待できそうだ。
10連勝無敗の小浦が初タイトルマッチ
IBFミニマム級王者となった京口紘人(ワタナベ)の王座返上により、デビューから10連勝(7KO)の小浦にチャンスが巡ってきた。
当初は世界ランカーのレイ・ロレト(比)と対戦するはずだったが、試合20日ほど前に相手が急きょサウスポーのアブシード(14勝9KO6敗)に変更となった。軽量級のサウスポーは少ないため戸惑いはあったが、同門のサウスポー、内藤律樹&未来兄弟とマスをするなど対策に取り組んだ。
既にWBA14位につけ、これに勝てば世界という声も聞こえてきそうだが、小浦は「日本一強いということを証明したい」とまずは足元を固める考え。OPBF王座を獲得し、日本王者とダブルタイトルマッチという希望も胸にはあるという。
元女子競輪選手の島野がデビュー戦
また、第1試合では元女子競輪選手の島野りーみん(TEAM10COUNT)が椙元慧(新日本カスガ)とデビュー対決をする。島野は競輪選手時代に80キロあった体重を65キロまで落とし、今回はS・フェザー級リミット・アンダーの58.4キロで計量を終えた。
安定した競輪選手から不安定なプロボクサーへの転向は「バカじゃないか」とも言われたそうで、島野は「ボクシングにかけているところを見せる」と意気込んだ。
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