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元世界王者の三浦隆司、ボンバー・レフトが引退表明

2017年7月29日 0時26分

 元WBC世界S・フェザー級チャンピオンの三浦隆司(33歳=帝拳)が28日、自身のツイッターで引退を表明した。三浦は今月15日、WBC世界同級王者ミゲール・ベルチェルト(メキシコ)に挑戦して判定負け。王座返り咲きに失敗していた。

今月15日、王座返り咲きに失敗

 三浦はツイッターで「色々考えましたが引退することにしました。後悔はありません。小さい頃からの夢を叶えることが出来たし想像もしてなかったアメリカのリングに立てて最高のボクシング人生でした。ありがとうございました」とツイートした。

 秋田県出身の三浦は金足農高時代の2002年に国体で優勝し、高校卒業とともに横浜光ジムからプロデビュー。サウスポースタイルから繰り出す左の強打を武器に頭角を現し、09年7月に矢代義光を破って日本王座を獲得。11年1月に世界初挑戦はWBA王者の内山高志(ワタナベ)からダウンを奪いながらもTKO負けを喫した。

強打のサウスポー、WBC王座を4度防衛

 その後、帝拳ジムに移籍し、13年4月にWBC世界同級王者ガマリエル・ディアス(メキシコ)を下して世界タイトルを奪取した。その後は“ボンバー・レフト”と称された左の強打を武器に4度の防衛に成功。15年11月にフランシスコ・バルガス(メキシコ)に敗れて王座陥落した。この試合は全米ボクシング記者協会の選ぶ年間最高試合に選出された。戦績は31勝24KO4敗2分。

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