元世界王者の三浦隆司、ボンバー・レフトが引退表明
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2017年7月28日 23時59分
WBO世界フライ級タイトルマッチが28日、中国の上海オリエンタルスポーツセンターで行われ、挑戦者6位の木村翔(青木=写真)が王者ゾウ・シミン(鄒市明=中)に11回2分28秒TKO勝ち、新チャンピオンとなった。
序盤は木村がガードを上げてプレスをかけ、ゾウがフットワークとウィービングでそれをさばきながらポイントをピックアップしようと試みた。木村は前に出て攻勢をアピールする展開が続いた。
木村はボディ攻撃でダメージを与えた
両者ともに決定打はなかなか出なかったが、木村はボディブローでゾウにダメージを少しずつ与えたた。タイトル奪取に執念を見せる木村は11回、力を振り絞ってゾウをロープ際に追い込むと、ゾウがフラフラとなり、最後は右ストレートを決めてゾウがダウン。何とか立ち上がったが、主審が試合を止めた。10回までのスコアは、ジャッジ2人が96-94、97-93でゾウ、1人が96-94で木村だった。
昨年11月にWBOアジアパシフィック王座を獲得して世界ランキング入り。敵地でアップセットを完遂した木村は15勝8KO1敗2分。五輪2大会連続金メダリスト、36歳のゾウは9勝2KO2敗。初防衛できずに王座から陥落した。
フライ級は井岡、比嘉、木村の3王者に
フライ級はWBAが井岡一翔(井岡)、WBCが比嘉大吾(白井・具志堅S)が王者に君臨しており、メジャー4団体のうち3団体を日本人王者が占めることになった。IBF王者は3階級制覇のドニー・ニエテス(比)。Photos/SUMIO YAMADA
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