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井上尚弥が6回終了TKOで圧勝、米国デビュー戦でV6

2017年9月10日 13時19分

 WBO世界S・フライ級チャンピオンの井上尚弥(大橋)が9日(日本時間10日)、米カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで同級7位アントニオ・ニエベス(米)と6度目の防衛戦を行い、6回終了TKO勝ちを収めた。

左ボディでニエベスを追い込んでいく井上

 アメリカからのオファーを受けて本場のリングに上がった日本の“怪物”が、大橋秀行会長の言葉を借りるなら本物の“モンスター”になるべく第一歩を踏み出す大事な舞台に立った。

 井上は初回からジャブをビシビシと打ち込み、ワンツーも果敢に打っていった。守勢に回されたニエベスはなかなか手を出せない。井上は2回、早くも強烈な左ボディで挑戦者の動きを止めると、右ストレートも決めて、ニエベスはダウン寸前。井上は一気に攻めたが、ここはフィニッシュできない。焦りや緊張なのか、井上は残り10秒の拍子木をラウンド終了と間違えてコーナーに戻ろうとした。

逃げる挑戦者を追いかけ、5回にダウン奪う

 それでも両者の力量差は明らかで、試合の興味は井上がどうKOするかに絞られた。しかし、ニエベスも意地を見せ、それをさせじとフットワークとブロッキングで必至にKO負けを拒否。井上はジャブから崩しにかかるが、なかなか仕留められない。

 ようやく5回、チャンピオンの左ボディでニエベスが自らうずくまるようにダウン。立ち上がったニエベスはここから100%逃げるだけのボクシングにシフトした。井上は6回、エスケープを繰り返す挑戦者に両手を上げてアピール。結局このラウンド終了後、青コーナーが棄権を申し出た。Photo/SUMIO YAMADA

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