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前日本王者の中川健太が再起、稲垣孝は岡崎に勝利

2017年9月21日 21時08分

 前日本S・フライ級王者で現4位の中川健太(レイS)が21日、後楽園ホール「オーバーヒートボクサーズナイトvol.82」のメインに登場。バンタム級8回戦でペットガオガラット・ガオラーンレックジム(タイ)に1回3分6秒KO勝ち。3月に日本王座を高校時代の同級生、船井龍一(ワタナベ)に敗れて以来の試合に勝利した。

再起戦を初回KOで飾った中川

 サウスポーの中川は圧力をかけ、小柄はペットガオガラットは下がりながら右一発を狙うボクシング。初回終盤、左ストレートを効かせると、続く左ボディブローでダウンを奪い、10カウントとなった、再起成功の中川は14勝10KO3敗1分。ペットガオガラットはしばらく立ち上がれず、担架で退場した。

 中川は試合後「ベルトを獲られた相手が(親友の)船井でなければやめていたと思う。船井の背中を追ってここまでやってきて、再起にあたっても打倒船井ですね」と今後も船井の背中を追いかける気持ちを明かした。

稲垣(左)はショートパンチを的確に当てて勝利

稲垣がランカー岡崎から勝利

 セミの64.0キロ契約8回戦では、元日本ランカーの稲垣孝(フラッシュ赤羽)が日本S・ライト級8位の岡崎祐也(中内)に3-0判定勝ち。スコアは78-75、79-73、80-73。

 サウスポーの岡崎は距離を作って左を打ち込んでいったが、稲垣はこれをガッチリとブロックして前進。岡崎は単発で強いパンチを打つものの、思うようなボクシングができない。稲垣は徐々にペースを上げ、4回から右ストレートを立て続けに打ちこんでいった。

 稲垣は最後までペースを崩さず、固いブロッキングとショートパンチで勝利を呼び込んだ。ランキング復帰を確実にした五長いは19勝9KO15敗2分。元気のなかった岡崎は12勝4KO11敗2分。

8年ぶり勝利の田村は連勝ならず

 また、昨年9月に8年ぶりの勝利を飾って話題を呼んだ田村啓(花形)が1年ぶりのリング。フェザー級8回戦で新座宏(フラッシュ赤羽)と対戦し、初回に右の打ち下ろしを食らって顔面からキャンバスにダイブ。開始43秒で即ストップとなった。

 あっという間のできごとに自分でも驚きの表情だった新座は6勝4KO3敗。03年以来14年ぶりの連勝といかなかった田村は7勝2KO24敗2分。悔しそうにリングを下りた。

試合後の控室、船井(右)が中川を祝福

◇ライト級6回戦
土屋浄司(フラッシュ赤羽)[3-0(58-56、59-56×2)]森田陽(M.T)

◇50.3キロ6回戦
山中章弘(フラッシュ赤羽)[3-0(58-57、58-56×2)]中山和幸(レパード玉熊)

◇S・フェザー級6回戦
氏原文男(フラッシュ赤羽)[2-0(58-57、59-56、57-57)]鈴木淳(三谷大和)

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