英国マンチェスターで23日（日本時間24日）行われたWBO世界ヘビー級タイトルマッチは、王者ジョセフ・パーカー（ニュージーランド）が挑戦者1位ヒューイ・フューリー（英）に12ラウンド2-0判定勝ち。敵地リングで2度目の防衛に成功した。

　試合はプレスをかけて追い込もうとするパーカーに、フューリーがステップを駆使しながら迎撃する展開で進行した。パーカーは前半、叩きつけるような右をヒットして優勢。しかし単発で、すぐにフューリーにクリンチで防がれる。7回、左ジャブを連発する挑戦者がリズムをつかみ、8回、右ボディーをヒット。しかし次の9回、右フックを命中させたパーカーが踏ん張り、最終回にまた右強打を決めるなど、フューリーに決定打を許さずゴールテープを切った。

　パーカーの中差の勝利に見えた一戦は割れ、一人が114-114のドロー。しかし他の2ジャッジは118-110と大差でニュージーランド人を支持した。パーカーは24勝18KO無敗。フューリーは20勝10KO1敗。フューリー陣営はスコアに抗議する姿勢を明かしている。