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前日本王者の矢田良太 同じリングで再起

8.4奥本貴之が日本S・フライ級王座V3戦
前日本王者の矢田良太 同じリングで再起

2019年6月28日 22時55分

 グリーンツダジムは28日、日本フライ級王者、奥本貴之(27=グリーンツダ)の3度目の防衛戦を8月4日、大阪市のエディオンアリーナ大阪第二競技場で行うと発表した。対戦相手は同級8位、ダイナミック健次(28=大鵬)。セミで4月の防衛戦で敗れた前日本ウエルター級王者、矢田良太(30=グリーンツダ)の外国人選手相手の再起戦が組まれた。

同じ舞台でV3戦の奥本(右)と再起戦の矢田

 初防衛がドロー、V2戦が2-0の判定勝ちと際どく防衛中の奥本は「相手選手の試合も見たことはないのでこれから研究します。今度は圧倒的にしっかりダイナミックに倒したい」と強気のコメント。

 本石昌也グリーンツダジム会長は「奥本には防衛を重ねさせたい。来年のチャンピオンカーニバルで5度目の防衛を果たしたら、安定王者といえるので、そこから世界を狙わせます」と青写真を語った。奥本は22勝10KO8敗4分。タイトル初挑戦のダイナミックは11勝7KO3敗。

 日本タイトルを失った直後、引退も考えていた矢田は「ビデオを見直し、どちらが倒れてもおかしくない試合だった。もっとボクシングをやりきりたい気持ちになった」と現役続行を決意。6月18日には結婚4年目の妻江利さん(32)が長男都氣(とき)ちゃんを出産、パパになったとあって「子どもにベルトを巻いた姿を見せたい」と再び王者を目指す決意を語った。

 このほか、アンダーカードで日本ユースS・バンタム級王座決定戦、下町俊貴(グリーンツダ)vs野村健太(仲里)も行われる。

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