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4.9世界初挑戦の久保隼、左ボディ打ちに磨き

2017年4月4日 19時11分

 WBA世界S・バンタム級タイトルマッチ(9日・エディオンアリーナ大阪)で王者ネオマール・セルメニョ(37=ベネズエラ)に挑戦する同級8位の久保隼(26=真正)が4日、神戸市の真正ジムで練習を公開した。すでにリミットにあと2キロと減量が順調に進んでいるだけに、体調は上々で山下正人・真正ジム会長が構えるミットに切れのあるパンチを打ち込んだ。

山下会長と息の合ったミット打ちをする久保

 OPBF同級王座を1度防衛。王座を返上して初の世界戦に挑む11勝8KOの久保に気負いはない。「2月中旬の淡路島合宿から練習を積んでいるが、これまで通りのメニューをこなしている。練習方法を変えたり、力を入れていることもありません」と自然体だ。

「長谷川(穂積)さんから世界戦前の緊張感について話しをしてもらった。長谷川さんの気持ちと僕の気持ちもあまり変わらないとわかり、ほっとしています」とジムのレジェンドから体験談も伝授され、リラックスムードだ。

 24勝14KO5敗1分1無効試合の王者セルメニョは3度目の防衛戦。2000年のシドニー五輪にバンタム級で出場経験があるボクサータイプ。16年6月に王座を獲得、9月と12月の防衛しており、3つの世界戦はいずれも中国で戦っている。

 王者について久保は「五輪にも出ていて、経験が豊富なボクサー。相手のペースに惑わされず、自分のボクシングをするだけです」と話し、セルメニョのジムワークを観察した山下会長は「相手はベテランらしく落ち着いている。アウェーも慣れている。久保には体力、スタミナがあるので、あとは世界戦の緊張感や相手のテクニックに対応できる心のスタミナがあれば勝てます」と愛弟子を万全に仕上げてリングに送り出す構えだ。

 この日のミット打ちでは、久保のボディへのストレートが目立った。相手も警戒する左ストレートを顔面に打ち込むと見せかけての左ボディへのパンチは強力な武器となりそうだ。

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