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藤本京太郎が快勝、今後もパーカー挑戦目指し交渉

2017年11月4日 20時49分

 OPBF&WBOアジアパシフィック・ヘビー級タイトルマッチが4日、後楽園ホール「ダイナミックグローブ」のメインイベントで行われ、チャンピオンの藤本京太郎(角海老宝石)が挑戦者のOPBF同級4位ランドール・レイメント(豪)に5回2分50秒KO勝ち。OPBF2度目、WBO・APは初防衛に成功した。

日本人初のヘビー級世界挑戦を目指す藤本

 スピードで圧倒的に上回る藤本はボディブローの連打で攻撃開始。フットワークも使いながら右につなげ、ボクシングを組み立てていった。

 総合格闘技出身の長身レイメントは手を前に出した独特の動き。それでも藤本のボディ打ちをものともせずに前進し、右を強引に打ち下ろした。4回には右を食らうと、両手を挙げて「カモン!」と元気なところを見せたが、藤本との力の差は明らかだった。

 いつも通り慎重に試合を進めながら徐々に挑戦者を追い込んでいた藤本は5回、得意の右カウンターを決めると、追撃を受けたレイメントが巨体をグラつかせながらダウン。立ち上がったがフラついたため、主審が10カウントを数え上げた。

5回に得意の右カウンターでフィニッシュした藤本

 世界ランキングでWBO7位にランクされる藤本は目標とするWBO王者ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)挑戦に向けてアピールしたいところだったが、今回は相手が物足りなかった印象。藤本は「どうしても世界戦がやりたいので、あともう少し応援してください」とあいさつした。藤本は18勝10KO1敗。レイメントは8勝3KO4敗。

 藤本をプロモートする萩森マネジャーによると、大みそかに日本でパーカーに挑戦というプランはまとまらなかったが、「来年の前半くらいにできれば」と今後も交渉を続けていくことを明らかにした。

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