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4.15村田諒太がV1戦、欧州の“カメレオン”が相手

2018年1月22日 16時39分

 22日都内のホテルで開かれた会見で、WBA世界ミドル級チャンピオン村田諒太(帝拳)の初防衛戦は4月15日(日)に横浜アリーナで、10位挑戦者エマヌエーレ・ブランダムラ(伊)を迎えて行われることが発表された。

「ベルトは一晩たりとも渡したくない」と村田

 この日の会見には、対戦相手のブランダムラもイタリアからはるばる来日して出席した。昨年10月アッサン・エンダム(仏)に7回終了TKO勝ちして手に入れたWBAベルトを肩にかけた村田は「これを一晩たりとも渡したくはない」とブランダムラ撃退を誓った。

 チャンピオンの立場に回って重圧のかかる初防衛戦。村田は精神的なプレッシャーを認めつつ、「そのあたりも含めて、自分が防衛をできる選手なのか、この先のある選手なのかをみられる」と気を引き締めた。

村田「この一戦にすべてをささげたい」

“先”とは、ゴロフキンやカネロらとのビッグファイトであるのはご存じの通りだが、それもこれもブランダムラに勝たねば始まらない。「この一戦にすべてをささげたい」と村田は集中を高めている。

 ブランダムラは27勝5KO2敗の右ボクサーファイターで元欧州王者の肩書きを持つ。プロデビューが27歳と遅く、昨年12月に38歳になった選手だが、今回の世界初挑戦のチャンスに意欲を燃やしている。

ブランダムラ「きょうは人生最高の日」

「きょうは人生最高の日です。ボクシングにかけてきた、その結晶となる試合を発表できるのだから」と挨拶をし、「スポーツマン精神を存分に発揮して、いい試合をしましょう」と村田に敬意を払った。

ブランダムラは38歳にして世界初挑戦

 ブランダムラ本人の説明によると、テクニックを武器にしたスタイルで、リングで相手に合わせた戦いができる実戦的なタイプとのこと。その戦いぶりは周囲から“カメレオン”と称されているそうだ。

 ブランダムラのようなタイプについては村田も「KO数は少なくても勝ち続けている選手のほうが逆にやりづらい部分はあります」と警戒している。対抗王者(WBO)のビリー・ジョー・サンダース(英)が2014年7月にブランダムラに8回TKO勝ちしているから、それなりに比較されることにもなりそう。

 試合の正式発表を機に、チャンピオンはいよいよ試合モード。来週中に再び沖縄で走り込み合宿をスタートさせ、初防衛戦に備えていく。

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