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2.4沖縄防衛戦の比嘉大吾「前半で15連続KOする」

2018年1月27日 15時36分

 WBC世界フライ級チャンピオンの比嘉大吾(白井・具志堅S)が27日、都内のジムで練習を公開した。比嘉は2月4日、沖縄県立武道館で挑戦者9位モイセス・フエンテス(メキシコ)を迎えて2度目の防衛戦を行う。

雄たけびを上げてバッグ打ちする比嘉

 沖縄での凱旋試合が1週間後に迫った比嘉は、減量の疲労は隠せないものの、引き締まった表情でメディアの質問に答えた。挑戦者の元2階級制覇王者フエンテスのことを問われると、「弱い選手ではないと思うけど、総合的に見たら自分のほうが上かなと思う」と一刀両断。「必ず前半で(15連続KOを)やります」と力強く宣言した。

後輩の大湾とのスパーを披露した比嘉(右)

 参謀役の野木丈司トレーナーは、16年大みそかの田中恒成(畑中)戦、14年のドニー・ニエテス戦、最新のウリセス・ララ戦を中心にフエンテスを分析。打ち終わりに合わせてくる右など「無駄なパンチをもらわないようにする」ことをテーマにフエンテス対策を進めてきた。一方で好戦的なフエンテスは「比嘉が最も得意とするタイプ」(同トレーナー)とも話し、V2達成には自信があるようだ。

 こうなると、今回の試合も最大の敵は減量になりそうだ。毎試合減量に苦しんでいる比嘉は、前回10月のトマ・マソン(仏)戦は無事計量をクリアしたもののリカバリーに失敗した。試合はTKO勝ちながら、思うように足が動かなかった。

左から具志堅会長、比嘉、野木トレーナー

 このときは計量直後、具志堅用高会長と野木トレーナーがルールミーティングに出席している間に、比嘉が急激に食べ過ぎてしまい、体調を崩したと考えられる。「試合ごとにきつくなっているのは確かですが、今回はベストコンディションに持っていきます」とは同トレーナー。計量後の対応を含め、抜かりなく準備を進めるつもりだ。

 公開練習には故郷の大先輩、15連続KO記録を持つ浜田剛史氏も訪れ、比嘉を激励した。浜田氏は「簡単な相手ではないが、比嘉の連打で最後はつかまえると思いますよ」とエールを送った。

 なお、チケット約3000枚はすべて売り切れで、当日券はない。比嘉の故郷、浦添市役所では1階ロビーで午後8時からパブリックビューイングを開催する。

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