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リナレス判定V3「次はビッグマッチが待っている」

2018年1月28日 13時33分

 27日(日本時間28日)米イングルウッドのザ・フォーラムで行われたWBA世界ライト級タイトルマッチは、王者ホルヘ・リナレス(帝拳=ベネズエラ)が15位挑戦者メルシト・ゲスタ(比)に12回3-0判定勝ち。タイトル3度目の防衛に成功した。
 
 
 好スタートを切ったのはサウスポーの挑戦者だった。積極的に踏み込んでいき、初回終盤に左ストレートをヒット。2回も接近戦でパワフルな右フックをかざし、王者リナレスをゆさぶる。
 
 リナレスは3回にスピードアップ。鋭い右ストレートを飛ばしてゲスタをけん制する。ゲスタは時にパッキアオばりの攻め込みでリナレスを警戒させるが、ポイントは速く的確なブローを数多く放つチャンピオンのものだ。7回のリナレスは右のボディアッパー、そしてすばやい左右の連打で会場をわかせた。
 
 9回、リナレスは左フック、右ストレートをヒット。だがゲスタはけろりとして、続く10回激しくチャージ、逆転に望みをかける。最終回は左アッパーを合わせるなどして気の抜けない挑戦者だったが、リナレスも無理をせず決定的な一打を最後まで許さなかった。
 
 
 発表されたスコアはジャッジ2者が118-110、残る1者が117-111でリナレスの防衛を支持した。リナレスは44勝27KO3敗。世界再挑戦に失敗したゲスタは31勝17KO2敗2分。
 
リナレスの話「4ラウンドに右拳を痛めたが、それを考えないように戦った。12ラウンドまで気持ちよく戦えた。相手は絶対出てくると予想していた。チャンスがあったらKOしたかったけど、6、7ラウンド頃に(ゲスタが)まだスピードと大きなパンチを振るってきたから判定でいいと思った。次は間違いなくビッグマッチが待っている」Photos/SUMIO YAMADA
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