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3階級制覇狙う田中恒成 WBO12位と“世界前哨戦”

2018年1月30日 16時47分

 前WBO世界L・フライ級チャンピオンで現WBOフライ級1位の田中恒成(畑中)が3月31日、名古屋国際会議場で、WBO同級12位ロニー・バルドナド(比)とフライ級10回戦を行う。田中と畑中清詞会長が30日、名古屋市内のCBCで記者会見を開いて発表した。

年内の3階級制覇を目指す田中

 22歳の2階級制覇王者、田中は昨年9月にWBO・L・フライ級王座の2度目の防衛を成功させたものの、両目の眼窩底骨折で戦線離脱。熱望していたWBA王者、田口良一(ワタナベ)との統一戦も遠のき、王座を返上してフライ級にクラスを上げた。

 会見した田中は「目の状態もよくなって、先週からスパーリングを始めて問題はない。気を付けながら徐々に上げていきたい」と現状を報告。階級アップについては「フライ級ではスピードもパワーも含めてスケールアップしたパフォーマンスを見せたい」と決意表明した。

 対戦相手のバルドナドは10勝7KO1分の21歳。10勝6KO無敗の田中は「思い切りパンチを振り回してくる選手で、パンチの強い選手かなと思う。目のけがのこともあり、不安な部分もありますが、自分の思い切りの良さを失わずにいきたい」と抱負を述べた。

 現在のWBOフライ級チャンピオンは大みそかに初防衛に成功した木村翔(青木)が君臨。田中は現在1位にランクされ、今回の試合を“世界前哨戦”と位置付ける。

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