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日本がOPBF本部国に、権威低下の歯止めに期待

2018年2月6日 17時56分

 OPBF(東洋太平洋ボクシング連盟)の新しい本部国を日本が担当することになった。6日、JBC(日本ボクシングコミッション)の安河内剛事務局長が会見で明らかにした。日本に本部が置かれるのは通算7度目となる。

ベトナムでジムを主宰する尾島氏(右)と安河内JBC事務局長

 OPBFは14年以降フィリピンが本部国を務めてきたが、このほど同国のビトラ会長が辞任。比国の次は韓国になる話があったものの、韓国は複数のコミッションが乱立する状態とあって統括が難しく、WBCから日本に打診があったという。

 安河内氏によると、正式なスタートは2月26日のJBC理事会を待ってとなるが、承認を見越した準備は進めているそうだ。

 近年のOPBFはランキングにも偏りが目立ち、権威低下が指摘され続けているが、「OPBFの本来のポリシーに戻して、しっかりとやっていきたい」と安河内氏。コミッション機能の優れた日本が本部国となって立て直しを図る意欲だ。

 またこの日の会見では、OPBFの「associate member」(準加盟国扱い)として新たにベトナムが加わることも発表された。ベトナムにはプロボクシングを統括するコミッションがないため、ホーチミンで「SAMURAI GYM」を主宰する日本人の尾島祥吾さんが窓口となって活動する。

 尾島さんは川崎新田ジム所属の元日本ランカーで、引退後にベトナムに渡って活動。16年11月には日越交流戦も開催している。

 ベトナムでプロ興行が行われることはほとんどない現状だが、ボクシングに憧れる子どもたちや素質のあるアマチュア選手が多いそうで「そういった選手たちの大きなモチベーションになる。ベトナムのボクシングを活性化できれば」と尾島さんは期待している。

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