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松本亮あすローマン挑戦、28年前の“再現”なるか

2018年2月27日 15時42分

 WBA世界S・バンタム級タイトルマッチの計量が27日、後楽園ホール展示場で行われ、王者ダニエル・ローマン(米)が54.9キロ、11位挑戦者の松本亮(大橋)がリミットの55.3キロで合格。あす28日後楽園ホールのゴングと待つだけとなった。

スーツで決めたローマンは「みなさんに敬意を表した」

 計量に先立って開かれた記者会見で、松本は「負けなしだったら天狗になっていたと思う。いまのタイミングでよかった」とけがと初黒星を乗り越え、23戦目での世界初挑戦を歓迎。「必ず世界チャンピオンになる」と必勝を誓った。

 大橋秀行会長は28年前の1990年2月、後楽園ホールでWBC世界ミニマム級級王者の崔漸煥(韓国)を9回KOで下し、世界チャンピオンに輝いた。当時の大橋会長と同じ24歳で世界戦の舞台に立つ松本は横浜高の後輩でもある。大橋会長は「希望を込めて9回でKOしてほしい」と28年前のドラマ再現を期待した。

松本(左)はフェイスオフで何度も笑ってしまった

 対するローマンはスーツを着用して記者会見に登場。「チャンピオンになったとはいえ、証明しなければならないことがたくさんある。抜きんでたチャンピオンになるためには、強い選手と戦わなければならない。今回の挑戦者、松本も最強の相手だと思っている」と王者としての意気込みを口にした。

 グローブはメキシコ製のレイジェスを使用。黒を使用する松本は「当たれば勝てると思う」。青を使用するローマンは「トランクスの色に合わせた。今日のスーツも青だ」とカラーコーディネートを意識した。

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