山内涼太が再起を果たす 新鋭橋本舞孔は快勝、日本ユース初V

29日、後楽園ホールのメインで行われた51.5キロ契約8回戦は、日本フライ級4位の山内涼太(角海老宝石)がナタノン・トーンチャイ(タイ)に3回2分20秒TKO勝ちを飾り、自身の連敗を2で止めた。

落ち着いた戦いぶりの山内㊧

この日の山内は脚で相手のパンチを外しつつ左ジャブを突いて冷静な立ち上がり。ナタノンは次々とパンチを繰り出すが、集中力をキープしてヒットし続けた。右ストレートと左ボディーフックで痛めつけて3回に最初のダウンを奪うと、腹の効いたナタノンを右ボディーアッパーで再び倒してフィニッシュした。

24年10月のシルベストレ戦以来の白星となった山内は14勝13KO5敗。「大きなことは言えませんので、一つひとつ勝っていきます」とファンに挨拶をした。敗れたナタノンは17勝14KO6敗2分。

ユース王座の初防衛を果たした橋本

■ユース王者橋本が快勝
セミの日本ユース・ライト級タイトルマッチ8回戦は同級王者で日本8位の橋本舞孔(DANGAN)が西野入稜央(横浜光)に5回1分50秒TKO勝ち。快勝でタイトルの初防衛を果たした。

立ち上がり、サウスポーの橋本が右リードを操りながら打ち込んだ左ストレートできれいなダウンを奪った。立ち上がった西野入は距離を縮めて崩そうとしたが、橋本冷静に再び左ストレートを決めて2度目のダウン。

A級初戦の西野入は厳しいスタートとなったが、2回以降も根気強くアタック。橋本はこれをさばき続けてフルマークで試合を折り返し、迎えた5回はアッパーも交えて攻撃の強度をアップ。最後はまとめて青コーナーのタオルを呼び込んだ。

「すぐにチャンスが来るとは思わないが、強い相手に勝って上に行きたい」と語った橋本は8勝4KO1敗2分。西野入は6勝2KO2敗。

日本S・ライト級王者の川村英吉も募金を呼びかけた

■坂本博之氏の支援活動に角海老の新旧世界王者
この日の会場には主催の角海老宝石ジム出身の元OPBFライト級チャンピオン、坂本博之・現SRSジム会長が主宰する「こころの青空基金 七夕募金」が設けられ、坂本会長のほか小堀佑介・角海老ジム会長、小國以載、堤聖也の新旧世界王者たちが募金を呼び掛けた。同基金は全国の養護施設で暮らす子どもたちの支援を目的に、自身も施設で育った坂本会長が現役時代の2000年に設立。四半世紀以上活動を継続している。

◇53キロ契約8回戦
佐藤剛(角海老宝石)[TKO2回2分23秒]漆谷悠矢(森岡)

◇S・フェザー級6回戦
佐藤遼太(DANGAN)[判定3-0]遠藤勝則(角海老宝石)

たくましさを増した大沼㊨

◇JPBA4Rヘビー級王座決定戦(4回戦)
大沼ケン(角海老宝石)[TKO3回2分40秒]高山秀峰(S根本)
日本プロボクシング協会がヘビー級底上げを狙って新設した4回戦の王座を大沼が獲得した。ボクサー型の大沼が徐々にペースをつかみ、左ジャブと右ストレートで高山にダメージを与え、3回にコーナーを背負わせてストップに持ち込んだ。大沼は「初防衛戦をきちんと勝って、また次のステップへと行きたい」と語った。3勝2KO1敗1分。敗れた高山は4勝3KO3敗1分。

◇東日本新人王予選L・フライ級4回戦
児島義輝(角海老宝石)[TKO2回1分17秒]タジュイ・タム(パンチアウト)

◇東日本新人王予選S・ライト級4回戦
程子浩(DANGAN)[判定3-0]竹澤大治郎(大橋)

◇東日本新人王予選フェザー級4回戦
星野源(花形)[TKO3回1分23秒]那須翔(RK蒲田)

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