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ドネアはフランプトンに判定負け テテは完封勝利

2018年4月22日 9時54分

 21日(日本時間22日)英国北アイルランド・ベルファストのSSEアリーナに満員の観衆を集めて行われたWBOフェザー級暫定王座決定戦は、地元のカール・フランプトン(英)がノニト・ドネア(フィリピン)に12回3-0判定勝ち。元チャンピオン対決を制してベルト奪回への道を拓いた。

フランプトン(左)が試合巧者ぶりを発揮した

 初回やや優勢に進めたドネアだが2回、フランプトンのラッシュで左目尻にアザをつくる。フランプトンは持ち味のヒット&アウェー戦法を徹底。ドネアは鼻柱もカットし押され気味。しかし5回、左アッパーを返して挽回を図る。だが中盤、何度かロープへ詰める場面をつくったフランプトンがポイント奪取のうまさを見せてラウンドを連取する。

 リードを意識してか、終盤は無理を冒さないフランプトンに11回、ドネアの強打が急襲。英国人はピンチに立たされる。インターバルでコーナーのレイチェル夫人から檄を飛ばされたドネアは最終回食い下がったが、フランプトンもパンチを返して終了。公式スコアは3ジャッジ一致の117-111でフランプトンに暫定ベルトが巻かれた。

 フランプトンは25勝14KO1敗。ドネアは38勝24KO5敗。勝者は正規王者オスカル・バルデスとの対戦を義務付けられるが、過去1勝1敗のWBA“スーパー”王者レオ・サンタクルスとのラバーマッチ、英国では来月行われるIBFフェザー級王者リー・セルビーvsジョシュ・ウォーリントンの英国人対決の勝者との一戦もクローズアップされる。

テテ(左)は見せ場こそ作れなかったものの完勝

WBOバンタム級 テテはナルバエスにフルマーク勝ち

 セミで挙行されたWBO世界バンタム級タイトルマッチは、王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)が挑戦者1位オマール・ナルバエス(アルゼンチン)に1ラウンドも失うことなく120-108×3の完勝。

 テテがサウスポーから右ジャブを突いてリード。ナルバエスは以前米国で行われたドネア戦をリピートするように攻撃的な姿勢を示さず盛り上がりを欠いた。井上尚弥(大橋)が2回で仕留めたナルバエスに一度もダメージを与えられなかったテテは自慢の強打が不発に終わった。Photos/SUMIO YAMADA

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