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荒川仁人がドロー防衛 メツダのパワーに苦戦

2018年5月20日 16時43分

 ダブル世界戦終了後にWBOアジアパシフィック・ライト級タイトルマッチが行われ、WBO世界2位にランクされる王者の荒川仁人(ワタナベ)が挑戦者リマール・メツダ(比)と引き分け、2度目の防衛に成功した。スコアは116-112で荒川、残る2人は114-114だった。

メツダと熱戦を演じる荒川(左)

 36歳と24歳のサウスポー対決は、若いメツダがベテラン荒川をパワーで押し込み、左ストレートや左右のボディを打ち込んだ。荒川はブロッキングでこれを防ぐが、守勢にまわされた。右目の下が早くもはれ、5回には右アッパーを浴びて動きを止められた。

 しかしテクニックで上回る荒川は、6回からうまく距離をつぶして戦い、コツコツと上下にパンチを当て、左ボディをメツダに効かせた。

 中盤にペースダウンしかけたメツダだったが、徐々に息を吹き返してボディ打ちを繰り出していった。荒川は9回にメツダのパンチで右目上部をカット。勝負は終盤にもつれた。

 荒川は被弾も少なくなかったが、10回以降よく攻めて引き分けながらベルトを守った。 荒川は31勝18KO6敗2分。メツダは12勝7KO3敗1分。

ダウンを奪って判定勝ちの芝

 また、前座では近畿大で主将を務めた芝力人(RK蒲田)がB級プロデビュー。L・フライ級6回戦で稲嶺光紀(ワタナベ)に3-0判定勝ち。スコアは58-54×2、57-55。

 芝は南京都高(現京都廣学館高)出身で、柳光和博会長の高校、大学の後輩。高校は元世界王者の山中慎介氏、WBA世界ミドル級王者の村田諒太(帝拳)の後輩となる。

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