15連勝ホープの中谷潤人 あす“タイトル前哨戦”
2018年7月6日 16時47分
2018年7月5日 17時16分
前WBOアジアパシフィック・ウェルター級王者の小原佳太(三迫)が8月9日、後楽園ホール 「ダイヤモンドグローブ」のメインイベントで王者アルビン・ラガンベイ(比)に挑戦する。悪夢の王座陥落から4か月。ダイレクトリマッチに臨む小原に聞いた。
世界ランキングでWBO6位、IBF9位にランクされ、2度目の世界挑戦を狙っていた小原がまさかの敗戦を喫したのは4月12日。初回にラガンベイからあっさりダウンを奪いながら、2回にダブルノックダウンで両者がキャンバスへ。小原は辛うじて立ち上がったものの、ダメージが大きくTKO負けに終わった。
この敗戦で「3歩くらい後退した」という小原だが、「過ぎたことを考えても仕方がない」と敗戦を引きずった様子はない。もちろん試合の振り返りはしていて「相手との距離、踏み込みのスピードを理解する前に攻め急いだ」ことが敗因だったという。
さらに「世界に向けてピンチに陥ったときの対処法のトレーニングだと思って試合をしてしまった」とラガンベイ戦を世界へのステップと位置付けたことも反省。「今回は勝つことだけを考えいる」とリマッチでは余計なことを考えず、勝利に集中するつもりだ。
16年にS・ライト級での世界初挑戦が失敗に終わり、2度目を目指す現在はIBFウェルター級の8位につける。とはいえ、そう簡単に世界の舞台に立てる階級ではなく、本人も「できることをしっかりやっていくだけ」と足元を見ている。まずはラガンベイにしっかり雪辱して、再び海外のリングに打って出る決意だ。
なお8月9日のダイヤモンドグローブは、セミで日本フェザー級王者の源大輝(ワタナベ)が挑戦者5位の大坪タツヤ(T&T)と初防衛戦を行う。
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