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木村翔がV2目指し中国へ、故郷熊谷のように熱く!

2018年7月24日 10時50分

 WBO世界フライ級チャンピオンの木村翔(青木)が24日、2度目の防衛戦を行う中国のチンタオに旅立った。木村は国内線で福岡を経由し、午後の便でチンタオ入りする。挑戦者4位フローイラン・サルダール(比)との一戦は27日夜、青島体育センター国信体育館でゴングとなる。

慣れ親しんだ中国での試合に木村は自信の表情

 ちょうど1年前に中国・上海で五輪2大会連続金メダリスト、ゾウ・シミン(中)からタイトルを奪った木村が再び中国の地で大一番に挑む。24日朝、羽田空港で取材に応じた木村は「去年(見送りに)来てくれた記者はゼロ。今回はこんなにたくさん来てくれた。チャンピオンとして乗り込むのは気分がいい」と弾むような口調で話した。

 挑戦者のサルダールは好戦的で前に出てくるタイプ。ゾウを下して中国での知名度の高い木村は「ボクも前に出て勝負しようと思う。どっちがプレスをかけられるかがカギ。前に出て気持ちの伝わる試合をすれば(ファンにも)と伝わると思う」と中国の観客も味方につけて防衛をはたす意気込みだ。

 出発前日には意外な形でモチベーションを高めた。23日に地元の埼玉県熊谷市が最高気温41.1度をマークし、国内観測史上最高記録を更新。熊谷で生まれ育ち、昨年に同市オリンピック競技大会等特別表彰を受賞している木村は「ちょっとうれしかった。ボクも日本人初の中国での防衛をして歴史に名を残したい」と熊谷ばりの“暑い”勝利を誓った。

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