水野拓哉が初回TKO勝ち 日本ユース王座V3
2018年7月29日 15時22分
2018年7月29日 12時44分
WBO世界S・フェザー級王座決定戦が28日(日本時間28日)、米フロリダ州キシミーで行われ、同級2位の伊藤雅雪(伴流)は同1位クリストファー・ディアス(プエルトリコ)に大差の3-0判定勝ちでタイトルを獲得した。スコアは116-111、117-110、118-109。日本人選手がアメリカで世界王座に就くのは81年11月の三原正以来、37年ぶりの快挙。
一発の力があるディアスと、スピードとディフェンス力の伊藤。両者の特徴はそのようにとらえられていたが、初海外試合で初の世界挑戦の伊藤はプレッシャーをものともしない、アグレッシブなボクシングをみせた。
スタートからジャブ、ワンツーを積極的に叩き込み、左ボディブローも交えて試合の主導権を握った伊藤。ディアスは右ストレート、左フックを狙った。パンチの迫力はかなりものだが、体格で勝る伊藤に先手を取られて前で止められるか、身体を密着されるかで、思うようなボクシングをさせてもらえなった。
4回にワンツーの連打でダウン奪う
伊藤は身体を密着させたときも、右アッパー、右フックを細かく打ち込んで優勢。ディアスの右クロスが伊藤の顔面をとらえるシーンもあるが、伊藤はスリッピングアウェイでしっかり反応していた。
迎えた4回、伊藤がスタートから繰り出していたワンツーの連打がディアスのアゴをとらえると無敗のプエルトリカンがダウン。伊藤はオッズ1-4で不利と予想された試合ながら、ノックアウト勝利も見えてきた。
劣勢のディアスは5回に反撃。伊藤は足の動きが少し落ちてきた。後半戦に入ると再び試合を優勢に進めた。ワンツーの連打は相変わらず冴え、ディアスの左目下がどんどん紫色に腫れていく。ディアスが攻勢に出て右を当てるシーンもあるが、そのたびに伊藤が反撃した。
伊藤は最終12ラウンドも逆転を狙うディアスと打ち合い、最後まで攻めきって勝利をつかんだ。テレビ解説の元世界王者ティモシー・ブラッドリー氏に「次の試合は?」と聞かれると「まだ夢の途中。与えられるならもっとデカい試合をしたい」と興奮した口調でさらなる飛躍を誓った。
ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)の後継王者となった伊藤は24勝12KO1敗1分。地元ファンの大声援にこたえられなかったディアスは23勝15KO1敗。Photo/SUMIO YAMADA
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