田中の今後は? 田口戦、階級アップ、5階級制覇…
2018年9月25日 14時36分
2018年9月24日 21時18分
WBO世界フライ級王座に就いた田中恒成(畑中)と3度目の防衛に失敗して王座から陥落した木村翔(青木)は試合後、ともに右目を大きく腫らし、激闘の爪痕が生々しく残る顔でメディアの取材に応じた。
勝因を問われた田中は「やっぱり気持ちで負けなかったからだと思う。試合中も気持ちが崩れそうなことはなかった」と強調。打ち合ったことについては「オレもけっこう打ち合ってきましたから。相手の土俵でもあり、オレの土俵でもあります」と言い切った。
木村のことは「短期間(2カ月足らず)で敵地に来るのは不利。そういう心意気、リングで戦う姿勢も学ぶことが多い。リスペクトしてます」とあらためて前王者に尊敬の念。木村という存在を乗り越え「試合までの過程を含めていい経験になった」とこの一戦の重みをあらためて感じた様子だった。畑中清詞会長によると初防衛戦はまったく白紙状態だという。
一方の木村は「気持ちがぶつかった試合ができた。終わった直後は気持ちよかったですね」と第一声。「スピードがあったし、パンチもあると思ったけど、うまかったですね」と田中をたたえた。
木村「一生懸命やってきたし悔いはない」
試合中に右目がふさがり、終盤はまったく見えない状態になった。拳も傷め、11、12回は拳が握れなかったという。試合直後は「負けたとは思わなかった」そうだが、判定への不満は口にしなかった。ただし、有吉将之会長は全体の採点は認めながらも、7回の田中のスリップダウンと、12ラウンドの採点(ジャッジ1人が田中につけた)に不満をもらした。
今後については「いまボクシングをやりたいというのはない。それだけ一生懸命やってきたし悔いは全然ない」としながらも、「またやりたくなるかもしれないですね」。いずれにせよ、中国での世界王座獲得から1年あまり走り続けた雑草王者はしばし休養に入る。
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