6月にタイでOPBF東洋太平洋ランク獲りに成功し、現在同ミドル級14位につける米澤重隆（青木）が9月20日、オーストラリアでWBO･ミドル級10位のレス・シェリントン（豪）と対戦することが決まった。

　米澤は37歳の誕生日を10月18日に控えており、このままいけばライセンスは自動的に失効する。そうなると少なくとも国内ではリングに上がれなくなるが、現役世界ランカーであれば現役続行が可能。そこで組まれたのがシェリントンとの大一番だ。

　対戦相手のシェリントンは32勝19KO6敗の31歳。キャリアを通じてオーストラリア国内で試合をしており、PABAのS･ミドル級タイトルなどを獲得しているが、ビッグネームとの対戦はなく、実力のほどないま一つよく分からない。

　いずれにせよ7勝2KO7敗の米澤よりもはるかにキャリアを積んでおり、アウェーという事実を考えても、米澤にとって厳しい戦いが予想される。引退の崖っぷちに立たされた36歳はボクシング生命をかけてオーストラリアに乗り込むことになりそうだ。