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アマ登録の高山勝成 東京五輪目指し決起集会

2018年10月29日 0時34分

 日本ボクシング連盟にアマチュア選手登録を認められた元プロ世界王者の高山勝成(35=名古屋産大)の東京五輪出場に向けた決起集会が28日、大阪市北区の新阪急ホテルで開かれた。署名活動などを続けた「高山勝成のアマチュア登録を支える会」(米田眞理子会長)のメンバーら130人が出席した。

決起集会には約130人が集まった

 高山は昨年4月、名古屋産大に入学してWBOタイトルを返上、アマ選手として東京五輪を目指す決意を固めたが、同連盟の山根明前会長の承諾を得られず、孤軍奮闘していた。

 その高山に同年7月、支える会が発足、弁護団も結成され署名活動や、スポーツ調停、仲裁を申し立てるなど支援活動の輪が広がっていた。

 同連盟は交付金不正流用など不祥事が明るみに出て、山根体制が崩壊。内田貞信新会長による新体制が敷かれ、日本ボクシング界で高山は初のプロ出身アマ選手登録が認められた。

 高山は「皆さんの力強い応援で、心折れることなく戦え、五輪へのスタートラインに立つことができました」と支援者にあいさつ。 「この1年半、いろいろなことがあったが、自分ひとりでは何もできなかった。皆さんの支えがあってこそで、感謝の気持ちを力に代えてコンディションを整えていきます」と決意を語った。

 国際オリンピック委員会の次回理事会(12月・東京)でボクシング競技が五輪で存続されるかが決まるが、高山は「今までも保証された未来などなかった。その時へ向けてベストを尽くす」と大学強豪校に出向いてスパーリングを行う意向を明かした。

 また、連盟が進めている東京五輪のボクシング存続署名活動に全面協力、会場でも署名を募った。

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