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女子の塙英理加 OPBFミニマム級獲得

日中対抗戦 宇津木秀が鮮やか2回KOで締める
女子の塙英理加 OPBFミニマム級獲得

2018年11月28日 20時52分

 DANGAN主催の第5回日中親善対抗戦が28日、後楽園ホールで行われ、メインのS・フェザー級8回戦は、平成国際大出身の宇津木秀(ワタナベ)が2回1分20秒KO勝ち。デビューから3連勝をマークした。また、アンダーカードのOPBF女子ミニマム級王座決定戦は、塙英里加(UNITED)が勝利し新王者となった。

宇津木の右がドンピシャで炸裂した

◇S・フェザー級8回戦
宇津木秀(ワタナベ)[KO2回1分20秒]シュ・ダー(中)

 全敗を避けたい中国のシュは初回からアグレッシブに仕掛けた。ラフなアタックで宇津木はボディを効かされたようにもみえたが、ここを冷静にしのぐとフィニッシュはすぐに訪れた。2回、強烈な右ストレートをカウンターで叩き込むと、シュが尻からキャンバスへ。辛うじて立ち上がったものの10カウントとなった。

 宇津木は3勝2KO。同門のOPBF王者、三代大訓は大学時代からのライバル。「早く追いつきたい。負けてはいないと思う」と言葉を弾ませた。来年はランキング入りが目標だ。シュは3勝1KO1敗1分。

若林は伸びのある右ストレートが光った

◇フェザー級8回戦
若林駿(K&W)[TKO1回終了]ウェイ・シェンチェン(中)

 初回終了間際、若林の放ったシャープな右ストレートでウェイが鼻を負傷。2回開始のゴングを聞かず棄権となった。若林は9勝2KO3敗。ウェイは13勝1KO7敗1分。

ホープ湯場(右)は最後まで気を抜かずに勝利

◇ライト級6回戦
湯場海樹(ワタナベ)[3-0(60-53×3)]スー・バオシォン(中)

 19歳の長身サウスポー湯場が左を狙い、パワフルなスーがこれを警戒しながら右強打を狙った。湯場は2回に左ショートを合わせてスーをキャンバスへ。

 ここからスーはプレスを強め、左右のパンチを強振したものの、湯場は脚を使ってこれをさばきながら左を打ち込み、ビッグパンチを回避して戦い切った。湯場は4勝2KO1分。スーは2勝1KO1敗1分。

◇S・フライ級6回戦
村地翼(駿河男児)[TKO5回58秒]ポン・シャン(中)

 東洋大を中退し、5月にB級デビューした村地はジャブ、右ストレート、アッパーで小柄なファイター、シャンを迎え撃った。技術とスピードで上回る村地が有効打を重ねるものの、タフなシャンは2、3回と左右のフックを打ち込んで試合を盛り上げる。

 それでも村地はパンチを当て続け、5回にストップとなった。村地はデビューから3連続KO勝ち。シャンは3勝2KO6敗。

◇バンタム級4回戦
木村天汰郎(駿河男児)[3-0(40-36×3)]ジャン・バンシン(中)

塙(左)はアグレッシブなファイトでOPBF戴冠

◇OPBF女子ミニマム級王座決定8回戦
塙英理加(UNITED)[TKO4回終了]ジュジース・ナガワ(比)

 OPBF7位の塙は昨年5月、江畑佳代子(ワタナベ)とのWBO女子世界ミニマム級王座決定戦を皮切りにタイトル戦3連敗中。タイトル獲得に燃える塙はOPBF8位のナガワに対し、積極的に手数をだしていった。

 初回は互いの右がヒットしたが、塙は2回から右フックに加えてボディにもパンチを決めて主導権を握った。ナガワの左右のフックを被弾するシーンはあるものの、前に出続けて攻勢をアピール。4回には左ボディを決めてナガワにダメージを与えると、4回終了時にナガワジ陣営が棄権を申し出た。

 4回終了時の採点で40-36×2、39-37とリードしていた塙は10勝4KO3敗。日本人世界王者に挑戦経験も多いベテランのナガワは4連敗で11勝8KO19敗1分。

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