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小西伶弥が初防衛、仲村正男はWBO・AP王座獲得

2018年12月2日 1時12分

 真正ジム主催の「第61回リアルスピリッツ」は1日、大阪市のエディオンアリーナ大阪第二競技場で開かれ、メインのWBOアジアパシフィックL・フライ級タイトルマッチ12回戦は、チャンピオンの小西伶弥(真正)が挑戦者の同級13位、リチャード・ロサレス(フィリピン)にを回TKOで下して初防衛した。

小西(右)はWBO・AP王座の初防衛に成功

 セミの同S・フェザー級王座決定12回戦は、仲村正男(渥美)がOPBF同級6位、カルロ・マガレ(フィリピン)の右を受けて5回にダウンを喫したものの、ストレートをヒットしてマガレの左目尻を切り裂いた。10回、マガレの出血がひどくなり、仲村がTKO勝ちした。

◇WBOアジアパシフィックL・フライ級タイトルマッチ12回戦
小西伶弥(真正)[TKO8回2分32秒]リチャード・ロサレス(比)

 小西はオープン気味のパンチで攻め立てる挑戦者ロサレスの乱打戦に巻き込まれた。ロサレスは3回にオープンブローで減点。小西も2回に続き、5回もローブローを放って減点される荒れ気味の試合となった。

 なんとか態勢を立て直そうとする小西だが、ラフファイトに手を焼き、ストレートがヒットできなかった。6回からパンチが当たりだし、ロサレスを守勢に追い込み、7回にはロサレスがホールディングの反則で2度目の減点。8回、小西の左フックが決まったところでロサレス陣営がタオルを投入して試合がストップした。

 来年に2度目の世界挑戦が期待される小西は「こんな試合でごめんなさい」と観客に謝罪。「初めてのタイプで自分のボクシングができず、ふがいない気持ちでいっぱいです。まだまだ練習不足です」と反省しきりだった。小西は17勝7KO1敗。

仲村(左)は接近戦でも強さを発揮した

◇WBOアジアパシフィックS・フェザー級王座決定12回戦
仲村正男(渥美)[TKO10回2分39秒]カルロ・マガレ(比)

 仲村と対戦したマガレは6月に三代大訓(ワタナベ)に1-2の判定で敗れてOPBF・S・フェザー級チャンピオンの座を明け渡しているが強打の持ち主。仲村は左ジャブを多用して、マガリの突進を止める作戦。左ストレートを好打して、ポイントを支配するも、5回にマガリの右フックを受けてダウン。

 ただ、ここは足がそろったところにプッシュ気味のパンチを受けた感じで、ダメージは少なく、6回からも仲村の動きは軽快。アッパーも決めて、マガレを守勢に追い込み、8回にはワンツーからラッシュをかけるとマガレは左目上から出血。9回の打ち合いも仲村が支配して、10回にマガレの出血がひどくなりストップ。

 2010年12月にOPBF同級王者に就いて以来、8年ぶりにタイトルを獲得した仲村は「2年のブランクの後、復帰して1年でベルトを持つことができてうれしい。落ち着いてセコンドの指示通りにジャブが出せた」と勝因を語った。仲村は25勝24KO3敗、マガレは23勝11KO10敗3分。

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